一昔前であれば、新たに知り合う人の範囲はだいぶ狭かったように思う。
身近な人間関係のつながりをたどっていくような形で、友人の友人、といった形で知人友人が増えていくのが一番多い形だっただろう（見ず知らずの人に声をかけるナンパという形もあったが、それもあくまでその人の活動圏内での話だ）。
遠距離の人であれば知り合うきっかけはかなり限定されていたのではないだろうか？
例えば雑誌の読者投稿欄などで文通相手を探すような形で知り合うことは出来たし、私もそうして遠方の人と交流を持ったことがあるが、頻繁に密なや...

彼氏募集や彼女募集といった掲示板が、インターネットで検索すれば沢山出てくるようになった。
昔からそういう掲示板はちらほら見かけたのだが、最近は使える人も多くなった上に携帯端末の普及もあり、爆発的に増えた印象がある。
婚活ブームなども後押しをしているのかもしれない。
人によってはよろしくないと言うかも知れないし、犯罪の温床であると言う人も居るだろう。
そういう側面があること自体は私も同意だが、出会いのきっかけが増えること自体は悪いことではないと思っている。
情報の流通経路が変わったことや、それに応...

相手の名前も顔もわからないというは昔から言われているが、必ずしもそれが全てというわけではないだろう。
今まででも文通などでは相手の顔はわからなかったはずだ。
いやいや、写真を同封すれば良いというのなら、メールでだってそれはできる。むしろ写真を現像する手間がかからないだけよほど簡単だろう。
私が思うに一番恐ろしいのは、住所も含めた相手の周辺がわからないことだと考えている。
人間、一対一の関係であるならばある程度自分を取り繕うことはできるだろう（猫をかぶるとも言う）。
取り繕う事が出来ないのは周りの...

こうした掲示板で人と初めて会う場合、できうる限り自衛の準備をしておくことが望ましいだろう。
そんな危険なものなら排除したほうが良いのではないかとい意見もきっと出てくるだろうが、私は排除するのはよろしくないと思っている。
そもそもネット上でこうしたものを排除することが難しいことと、一度できた環境を制限すると、いわゆるアンダーグラウンド的な場所が生まれ始めるからで、制限するよりは整えてうまく使うようにしたほうが建設的ではないかと思っているからだ。
少子化だなんだと騒がれているわけだから、わざわざ出会...